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「意識の謎」への挑戦 逆コペルニクス的転換

野口豊太(のぐちとよた)

評価した人の総数:2人 オススメ総数:(7コ)★★★★★★★
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作品紹介

人は脳の従順な僕なのだろうか? あるホテルでのこと、カーテンの中に人の顔が現われた。それは、見知らぬ土地で一人でいることの恐怖心が創り上げた幻覚に違いないのだが、何もないところに「すごくはっきりとした」イメージを創り上げることができる脳の不思議な振る舞い、意識の不思議さを実感した出来事であった。意識問題の解答と具体的提案の一書。
  • ファイルサイズ:1.8 MB
  • ファイル形式:pdf
ジャンル:
哲学・心理学・宗教 > 心理学
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著者プロフィール

1947年、兵庫県に生まれる
神戸大学工学部卒業
大阪府在住

※この情報は、初版刊行時のものです。

この作品に対する評価

評価した人の総数:2人 オススメ総数:7

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  • いざ、頭の体操!

    2014/07/07 投稿者:にゃにゃ オススメレベル:★★★

    「意識」について、有名な「二元論」をはじめとして、物理、数学、IT、歴史などの多様な視点から、答えを導き出した哲学書。知識の迷宮に目が眩み、理解力が及ばずに苛々させられることがあっても、安心していい。そうした読者が大勢いることを、ちゃんと著者は予想しており、親切にも後半に解答が用意されている。簡単に読める本に慣れてしまうと、脳細胞が衰える。時には、こうした作品と格闘して、頭の体操をすることをお勧めする。

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  • 「意識とはなにか」の謎を解く

    2014/06/13 投稿者:あなご オススメレベル:★★★★

    「意識とはなにか」という深遠な命題に挑んだ作品。
    著者はかつて電気・電子技術者として活躍されていた方のようで、宇宙、生命といった根本部分からステップを踏んでじっくり考察していきつつ、ご自身の造形が深い物理学や情報・システム論等を駆使して、最後には独自の答えを導きだします。
    「逆コペルニクス的転換」がキーワードとなるその核心は、一読の価値ありなのではないでしょうか(第9章後半に綴られています)。正直にいうと、私のさびついた頭では漠然としか理解できなかったのですが、著者の仮説をもってすれば、今まで難解に感じられていた唯識、「空」思想、般若心境のいうところの「色即是空」、ウパニシャッドのブラフマンやアートマンなどが腑に落ちるような気がしました。現代の知識を総動員して得た答えをもってして、こうした古来の思想を読み解いている点もなんだか興味深い一作です。

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