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沈黙の大地 伝説となったケニア狩猟民
作品紹介
第2回草思社・文芸社W(ダブル)出版賞の草思社金賞受賞作。1973年に単身アフリカに渡り、およそ8年間ケニアで過ごした著者が描く狩猟民族と野生動物の真の姿。彼らは「人間」と「動物」という相対する立場にありながら、押し寄せるヨーロッパ的価値観のグローバル化の波に、ともに押し黙ったまま呑み込まれてゆく。ヨーロッパ人がアフリカにもち込んだ動物保護政策は、希少動物の手厚い保護を建て前に狩猟民族を非難し、彼らの手からもっとも遠い場所にライオン、ゾウ、サイ、カバといった動物たちを囲い込んだ。にもかかわらずヨーロッパやアメリカからはるばるやってきては、“スポーツ”と称して野生動物をかっこうのターゲットにゲーム・ハンティングを行う。本作は、アフリカが辿った近代化の変遷を描くいっぽうで、いまなお形を変え残存する植民地的思想の不条理を描いた真のノンフィクションである。
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