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透明に響くアリア

立道桜子(たてみちさくらこ)

評価した人の総数:2人 オススメ総数:(7コ)★★★★★★★
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作品紹介

若さに輝くみずみずしさと芸術の持つ高尚な重さを兼ね備え、どこまでも高らかに歌われる澄んだ心の言葉たち。過去の芸術家に思いをはせ、うつし世を憂い、自身をまっすぐにかえりみる詩人の姿がそこにある。「いい音楽は心の中に絵のように/残るものだと思います」「だからこそ怖くそして美しいのです」……音楽を秘めた詩という文学にイラストレーションを加えたアートな一冊。
  • ファイルサイズ:1.3 MB
  • ファイル形式:pdf
ジャンル:
詩集・俳句・短歌 > 詩集 > 自己
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著者プロフィール

1986年生まれ。
神奈川県鎌倉市在住。
フェリス女学院大学音楽学部演奏学科声楽専攻卒業。
2009年に、「詩と音楽〜俊太郎への手紙」コンクールにて『雨の嘆き』が大賞を受賞。

※この情報は、初版刊行時のものです。

この作品に対する評価

評価した人の総数:2人 オススメ総数:7

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  • まさに「透明に響くアリア」

    2014/07/09 投稿者:お嬢 オススメレベル:★★★

    穏やかに降りしきる詩文の雨。
    小題に縛られない自由なソネットが、
    素直なアリアとして歌われる。

    とても素敵な詩集でした。

    作品をダウンロードして読んでみる(要会員登録・ログイン)。
  • “嘆きの雨音”にそっと耳を傾けてみる

    2014/05/26 投稿者:JapooJr オススメレベル:★★★★

    若くして芸術に生きようと決意する著者は、無垢な心(イノセンス)の持ち主。
    孤独、自由、死…と変奏を繰り返しながら、これから先の人生の悲哀を芸術家
    特有の透徹した目をもって見とおそうともがく、その清々しくも悲壮な覚悟を
    綴った詩の断片の数々を眺めていると、もう若くない私も思わず息詰まるよう。

    例えば、

    鳥が空に向かって飛ぶように
    花がぱっと咲くように
    自然に自由に
    私は生きたい
    (P.18)

    私はいつも世の中の透明な場所で生きていたい
    純粋な目でこの世を見ていたい
    (P.78)

    などはあまりにストレートで、今ではもう叶わぬと悟りきった気でいる私の心を
    ほんの一瞬にしても揺り動かさずにはいられないほどであるし、

    ないものねだりの人間は
    在るものを失うことでしか
    大切なものに気付かない
    だからどこかで落としたものに
    こんなに心揺さぶられる
    (P.61)

    そうそうと頷く一方で、わかっちゃいるけど、やめられない人間の性(さが)を
    正視させられてしまったようで、ちょっと怖い思いを抱く。…情けない。

    でも、次の詩はすごく温かい気持ちになる、言葉が躍動する、いい作品だ。

    山椒の葉は
    ぽんっと叩くと
    いいかおりがする
    筍ご飯にのせると
    倍 美味しくなる
    そんなふうに
    ぽんっと一叩きで
    人を幸せにできたら
    どんなにいいのに
    (P.32)

    ここには等身大の著者のありのままの願望が自然に表にでていて微笑む。

    自由を求める「詩心」を持ったすべての人に読んでもらいたい詩集です。

    作品をダウンロードして読んでみる(要会員登録・ログイン)。