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香川県出身。 『フルーツ学園』は反抗期の我が子、娘(当時13歳)と息子(当時10歳)を笑わせたくてできた話です。 反抗期まっただなかの君、そんなお子様を子育て中のお母さん・お父さん、そして先生、“み〜んな笑顔になってほしい”と願っています。 イラスト・大金丈二※この情報は、初版刊行時のものです。
評価した人の総数:2人 オススメ総数:★7
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声なきフルーツの声を拾った話
2014/10/12 投稿者:プッチ オススメレベル:★★★★
フルーツ達がこんな会話してたらと思うと、ワクワクしました。 フルーツの特徴を拾い集めて、彼らの気持ちになりきり、その視点から書かれた会話はなるほどと思わせたり、笑わせてくれたりで楽しく読めました。 人間の知らないところでこんな会話をしているかもしれない。そんなワクワクを軽快な文章で届けてくれる作品です。
♪学園天国 ~果物は踊る
2014/09/10 投稿者:JapooJr オススメレベル:★★★
「フルーツ学園1 フルーツの世界もいろいろあります」 メロンくんとスイカくんの漫才的やりとりでスタートする「フルーツ学園」ものがたり。のっけからカックン(古!)とくるなぁと思いきや、間髪入れず、リンゴくんとナシくんも負けず劣らずの会話を交わしています。そこに、イチゴちゃんが満を持して(?)登場。軌道修正されるかと期待するも、リンゴくんのダジャレ攻勢になすすべなしでナシくんとともに退場。入れ替わりのバナナくんでしたが、腐りかけにクサって、あっけなく撃沈。その後も、ドラゴンフルーツくんとグレープフルーツくんによる名前の“フルーツ”とるとらない論争が交わされるものの、ブドウ先生の仲裁でなんとかケリ。プチトマトさんはトマト御大に愚痴るも、(フルーツ仲間でない)トウモロコシくんの告白に割り込まれます。 「フルーツ学園2 やっぱりフルーツ学園」 そのトウモロコシくんですが、ベジタブル学園から追い出され、さらに「ポップコーン」になってフルーツ学園からスナック学園に転校。…したはずが、なぜかまたフルーツ学園に舞い戻ってきました。要冷蔵室(の禁冷コーナー)でクラスメートに話したその理由は、スナック学園が激辛ブームでピリピリ荒れているからというもの。素朴なジャガイモくんがスパイシー味のポテトチップスになっているし、ほかの激辛たちに因縁をつけられるし。途中からバナナくんも加わり、堰を切るようにスナック学園時代の「いじめ体験」を話し始めると、トウモロコシくんは、同じように激辛たちに弾け過ぎと言われて「キャラメルコーン」にさせられてしまった屈辱を思い出し涙すると、みんなに励まされるのでした。 「フルーツ学園3 君しかいない、誇りをもて!」 体育の時間。クラス委員のグレープフルーツくんは号令をかけますが、「数のかぞえかた」について、バナナくんに続いてトウモロコシくん、スイカくん、とそれぞれ注文を受け付けたものの、「濃厚で高級なフルーツゆえ、“ひとセレブ”で…」とのたまうスイカくんのわがままにはグレープフルーツくんもさすがに応じられず、「却下」と冷静に対処しました。でも、自分のことは「房」と数えてね、というなり、みんな「シーン」。次に“木育ち”と“畑育ち”そして“温室育ち”で「班分け」しようとの提案にスイカくんは「自分はアスファルト育ち」であると主張。さらには宮崎産で根性あり、をくどくどアピール。そして、みんなで鉄棒を行い、個性派のピーチちゃん、マンゴーくん、ドリアンくんを応援します。 「フルーツ学園4 やおや王国の恋の季節」 フルーツ学園の隣には、かわいい加工フルーツでいっぱいの「加工女子学園」があります。「ジャムクラス」「缶詰クラス」「乾燥クラス」の3つのクラスに分かれています。さて、フルーツ学園のみんなと加工女子学園の生徒の出会いの場は「デザート」です。まずは、バナナくん。フルーツパフェで色白の缶詰桃ちゃんに一目ぼれ。すると、なぜか体が茶色に。慌ててレモンくんに汁をかけてもらい元気に回復しますが、その後、缶詰桃ちゃんとのフルーツポンチデートの最中、“高級セレブ”メロンくんが近付いてきて……。そして、スイカくんにも恋のうわさが。テレビのインタビュアーの質問攻めにあい、赤裸々に真相を激白。一方で、恋を実らせたカップルも。パイナップルくんと缶詰みかんちゃんです。 「フルーツ学園5 ひと皮むけた?」 味覚の秋になりました。フルーツといえるかわかりませんが、栗くんと柿さんの季節です。地味なふたりは、皮のことでお互いを寂しく慰めあっています。そこへ、やはり皮の厚いバナナくんがやってきて、ふたりの話に割って入り、自分に皮のあることを嘆いていると、イチゴちゃん、リンゴくんが加わってきます。皮のことで、てんでに勝手な自慢話を披露しあいながら、「どっちの赤が美しいか?」で言い争うイチゴちゃんとリンゴくんはここでもお互いソッポを向いてしまいます。さらにメロンくん、スイカくん、と次々に参戦してきますが、いつの間にか話題は「種」に移りました。メロンくんとスイカくんの競い合い。結果、軍配?はメロンくんに。みなぎる自信が鼻につくセレブ臭を消し去り、人気急上昇。 ということで、一件落着。と思ったところ、ある日、間が悪いことに転入生(マスカット)がやってきました。彼は、新しい友達として仲良くしたいと「種なしで皮ごと食べられる」ことをアピールしますが、クラス中に「どんよりとした空気」が流れてしまいました…。 以上が「フルーツ学園」のおはなしです。 いやあ、なんてシュールなんでしょう。“笑撃”の「脱力系」とでもいえますか。たぶん、「好き嫌い」のハッキリ分かれる作品です。正直、ハチャメチャな部分についていけないところもありましたが、果物たちの「ゆるキャラ」さ加減に不思議とハマってしまいます。 それはそうと、勝手ながら、本作の世界に没入するためにBGMを流すのをお薦めします。サントラ曲の中身として、メインテーマに「学園天国」(フィンガー5版と小泉今日子版の2バージョン)、挿入歌には「ウォーターメロン・マン」(ハービー・ハンコック版とモンゴ・サンタマリア版の2バージョン)、「バナナ・ボート」(ハリー・ベラフォンテ)、「りんご追分」(美空ひばり)、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」(ザ・ビートルズ)なんか、いかがでしょうか。きっと、やおや王国「フルーツ学園」を彩ってくれますよ。