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学童疎開五〇〇日

坂本英夫(さかもとひでお)

評価した人の総数:1人 オススメ総数:(4コ)★★★★
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作品紹介

語り伝えなければならないことがある──。小学校3年で、家族がそれぞれ離れて暮らす。あなたならどうしますか? 疎開という戦争体験。一見おだやかに見えるのどかな田舎での暮らし。しかし、少年の心は、母に会いたい、父と話したい、みんなで暮らしたい、と揺れ動く。空襲の様子などもまじえて綴る、孫たちの世代、これから生まれてくる子どもたちのための「戦争の語り部」の記憶。
  • ファイルサイズ:1.9 MB
  • ファイル形式:pdf
ジャンル:
小説・エッセイ > エッセイ > その他
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著者プロフィール

1935(昭和10)年、福岡県に生まれる。
中学校卒業後、父親のもとで修業し、建築大工一筋六十年になる。

※この情報は、初版刊行時のものです。

この作品に対する評価

評価した人の総数:1人 オススメ総数:4

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  • 伝えていかなければならないこと

    2014/08/15 投稿者:生茶 オススメレベル:★★★★

    祖母をたよって縁故疎開をした少年英夫が、姉妹たちとともに多感な時期を熊本県は来民町で過ごした体験記です。言葉の問題など不安要素が詰まった疎開生活が、てらいのない筆致で紡がれていました。田舎の子どもたちの“社会”を、子どもの視点でリアルに捉えているのは、著者の体験談によるところが大きいのでしょう。

    また、少年の両親が体験した八幡大空襲のエピソードも本作品には記されていますが、その描写には圧倒されました。
    「火災は巨大になり、時間の経過とともに上昇した炎は、貞雄の予想をはるかに越えていた。上下の気流変動が乱気流を増幅し、地表に舞う熱風が容赦なく布団を叩き付ける」。命からがら、家族みんなが無事であったことには感慨を深めさせられます。

    そして、空襲からほどなくして混乱が続くさなか、子どもたちのもとへと向かった母アサヲの深い愛にも胸を打たれるものがありました。

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