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詩集 希望と失望と

西原眞弓(にしはらまゆみ)

評価した人の総数:1人 オススメ総数:(4コ)★★★★
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作品紹介

平明な言葉で、愛を、人生へのメッセージを詠った詩集。著者にとって愛とは「無になって人を思うこと 自分をどう生かそうかなどと もう肩に力を入れるのはやめようと明快。また「素直にあるがままに生きることが とても幸せなことがわかる」などのフレーズもいい。かつての恋人や、友人の死を詠ったエッセイ風の詩もあり、すべてが新鮮で読む者の心に響く。
  • ファイルサイズ:996 KB
  • ファイル形式:pdf
ジャンル:
詩集・俳句・短歌 > 詩集 > 自己
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著者プロフィール

1948年11月生まれ、福岡県出身
静岡県立富士高等学校(定)卒業
1979年、京都府立陶工高等技術専門校やきもの図案科卒業
染付けの仕事に従事
現在、ホームセンターで園芸管理のアルバイト中
趣味:書道、読書、手芸、英語

※この情報は、初版刊行時のものです。

この作品に対する評価

評価した人の総数:1人 オススメ総数:4

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  • 赤心が垣間見える、全30編の詩集。

    2014/10/08 投稿者:JapooJr オススメレベル:★★★★

    著者は、初めて詩を書いた中学二年以来、詩作と離れずに過ごされてきた方のようです。

    恐らく「希望と失望と」を繰り返しながら、言葉を吐き出しつづけてきたのでしょうね。

    やむにやまれず、業(ごう)とでも呼ぶべき「何ものか」にいつも背中を押されながら…。

    たとえば、《言葉と涙》という詩の最後のほう。

    辛い時やくやしい時は心をおさえるのに精いっぱいで

    泣くことも忘れるほど胸の中に言葉があふれて

    言葉と涙は同じくらい
    切なさや憤りを表現する
    それはいつも個人の中で理解されるばかり

    ここには、詩人特有の感性がみてとれるだけでなく、
    その創造力のありかがほんのりと開示されています。

    「わけもなく哀しい日/心に抱いて語りかける/もう一人の自分のように」(《鳥を飼う》)
    失意や煩悶すらも「言葉(詩)」の風船をふくらませて、そこに全部閉じ込めるのです。

    「心の中に何かを燃やして/人から離れてゆくとき/人に近づいてゆくとき」(《沈黙》)も
    言葉にならない言葉=「確信にも似た沈黙」がとめどなくこころに訪れてくるのですから。

    すると、同名異詩《手紙を書く》で綴られる
    「ふれれば飛び散るような/心をおさえて」
    「出すあてのない手紙を書く」行為とは、
    つまり詩作(創造)のことにほかなりません。

    《バス・ストップ》でうたわれる「一台のバス」
    もまた、「生まれたての言葉(詩)」でしょうか。

    「赤心のうた」ばかりですが、その中でも母親への思慕をうたう
    《母》はやはり格別で、逆に散文(手紙)風な味わいがあります。

    《自由と孤独と》では、詩人(著者)の清々しい覚悟がみえます。

    その他の詩も平明な言葉が静かに並んでいるようにみえますが、
    切れば血の出るような「生き生きとした」詩的宇宙(cosmos)を
    布置させていることにハタと気づいて、おののくことでしょう。

    そして、ラストの《祈り》で、文字通り「祈る」ように「わたし」を哀願して閉幕します。

    …が、「興趣が尽きない」鑑賞をお望みという方は、

    一呼吸置いた後、冒頭の《失望》からもう1度よみはじめてみると、
    また違った「言葉の風景」が目前に広がってみえてくるはずですよ。

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