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涙の傷 傷の光

大野弘紀(おおのひろき)

評価した人の総数:2人 オススメ総数:(6コ)★★★★★★
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作品紹介

深い心の傷を抱える「私」の内面を描く長編詩。傷つき、孤立する魂の叫びを陰影濃く浮かび上がらせる。「私」の心の痛みの吐露に共感するとともに、すべてを受け入れてくれる「あなた」の包み込むような言葉が、ストレートに響く。たとえ、どのような状況に置かれても、自分が今、生きてここにいる、それだけで尊いのだと気づかせてくれる。まさに一筋の光を感じさせる作品。
  • ファイルサイズ:1.1 MB
  • ファイル形式:pdf
ジャンル:
詩集・俳句・短歌 > 詩集 > 自己
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著者プロフィール

1989年生まれ。
長崎県出身、埼玉県在住。
文教大学人間科学部人間科学科卒業。
前著に『涙の傷 傷の光』(文芸社)がある。
現在も詩を作成し続けており、ブログで公開している。
BLOG・私にとって詩を描くことは祈ることと同じ。だから私は希望と呼ぶ。
「生きることを詠う人」というニックネームで投稿中。

作中の詩「とあるお店にて」は著者行きつけの喫茶店、「珈琲と絵本と雑貨の家tamakoti」で感じたことを詩にまとめたものである。

※この情報は、初版刊行時のものです。

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この作品に対する評価

評価した人の総数:2人 オススメ総数:6

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  • 万人受けではないかもしれないが…

    2022/08/30 投稿者:(桜) オススメレベル:★★★

    過去の自分も含めて自分に重なってしみる…。
    こんな感情自分だけだとずっと思ってた…。
    スマホで読めるのは便利だけど、本が欲しいなぁ。
    見えるところに、手元に、置いておきたい。
    コピーしても自分じゃ装丁出来ないし、再販して欲しい…。
    自分の居場所が無いとか、どこか遠くに行ってしまいたいとか、消えてしまいとか、生きてるのが嫌なくらい自分で自分が大嫌いとか、自死感情に近いものがありつつも本当は誰かに分かって貰いたい、受け止めて貰いたい、幸せに生きれる場所があるなら生きたい、そんな感情を感じてるような人なら共感する部分もあるんじゃないだろうか…。
    自分だけじゃないと思えるだけで救われる。

    作品をダウンロードして読んでみる(要会員登録・ログイン)。
  • Ω青葉繁れる繊細な魂の旅路を辿る

    2014/11/07 投稿者:JapooJr オススメレベル:★★★

    《私は探している》《歩き続けている》
    《何を――?》

    1989年生まれの著者が紡いだ「私」は、本詩集の出だしでこう独白する。

    《私は私を探している》が、《私が何処にも見つからない》
    《私は私を探しているのに》

    誰しも抱える「答えのない問い」を携え、あてもなく彷徨い、逡巡する。
                                                                                                                                                             
    《消えてしまいたいのに》《死にたくない》

    傷ついた「私」は次第に「あなた(愛)」と遭遇し、
    やがて希望の<光>を見出すことになるだろう。

    苦笑しつつ、若さゆえ、と言うことなかれ。
    たしかに堂々巡りに陥るだけかもしれない。
    青春の特権、と言っても、間違いではない。
    無駄に呻吟する姿は滑稽でもあるのだろう。

    でも、人間が個別の意識を持つ限り、たとえ虚偽であろうと、「私」を
    めぐる内的探求は、どんなに年を取っても絶えることがないこと必定だ。

    勿論、どこかで折り合いをつけないと、やっていけないのもそのとおり。
    浅薄で空虚な「私探し」は、大人の観点から、窘められて然るべし、だ。

    <ほんとうの自分(私)>なんて、どこを探しても見つからないだろう。

    それでもやはり、「根源的希求」としては放棄できかねるものではないか。
    ならば、ここに詩として表現された懊悩の軌跡にも何らかの意味はある。

    そして、その瑞々しくも研ぎ澄まされた感性を汲み取れるに違いない…。

    作品をダウンロードして読んでみる(要会員登録・ログイン)。

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