文芸社のオンライン・ライブラリみんなの本町
文芸社 オンライン・ライブラリ
小説・エッセイ(804)
小説(508)
恋愛(89)
サスペンス(20)
ミステリー(25)
ファンタジー(57)
歴史(53)
SF(24)
翻訳(2)
シナリオ(4)
その他(231)
エッセイ(296)
社会(40)
日常(71)
投稿集(1)
その他(184)
歴史・戦記(31)
歴史(27)
歴史(日本)(21)
歴史(海外)(6)
戦記(4)
童話・絵本・漫画・画集・写真集(147)
童話・絵本・漫画(111)
童話(37)
絵本(72)
漫画(1)
その他(1)
画集・写真集(36)
画集(12)
詩画集(13)
写真集(8)
その他(3)
哲学・心理学・宗教(41)
哲学(4)
心理学(8)
宗教(9)
精神世界(5)
占い(8)
その他(7)
社会・ビジネス(38)
ビジネス(19)
経営(5)
販売・接客(2)
その他(12)
社会(19)
社会(13)
その他(6)
伝記・半生記(79)
半生記(79)
教育・実用・語学(63)
実用(24)
実用(15)
趣味・娯楽(5)
その他(4)
教育(33)
学校教育(18)
子育て(8)
語学(6)
英語(4)
その他(2)
医学・健康・看護・闘病(58)
医学・健康(12)
医学(6)
健康(3)
看護・闘病(46)
介護・認知症(38)
追悼記(6)
詩集・俳句・短歌(182)
詩集(144)
自己(35)
恋愛(20)
その他(88)
俳句・短歌(38)
俳句(10)
短歌(18)
川柳(10)
芸術・芸能・スポーツ・サブカルチャー(5)
芸術・芸能(3)
映画・演劇(1)
音楽(1)
美術・芸術(1)
スポーツ(2)
ゴルフ(1)
地理・紀行(38)
地理(2)
紀行(36)
紀行(国内)(15)
紀行(海外)(21)
自然・科学・工業・学術(13)
自然・科学・工業(6)
自然科学(2)
環境問題(3)
学術(6)
本名:浅見優子 1940年 東京都新宿区生まれ 2000年 ににん同人 現在退会 鹿火屋入会 現在退会 2003年 アンソロジー『四季吟詠句集』(東京四季出版)に参加 2007年 文芸誌『芸文稿』創刊に参加 2008年 第一句集『時の舟』(文學の森)上梓※この情報は、初版刊行時のものです。
評価した人の総数:1人 オススメ総数:★4
この作品に対するコメントを書き込むには会員登録・ログインが必要です。
∴飄々たる老いらくに我知らず快哉を叫ぶ
2014/11/05 投稿者:JapooJr オススメレベル:★★★★
『時の舟』に続く、著者の第二句集。全298句を掲載。 「老いと生活と私」の付かず離れずの三角関係を詠う。 我にも無く過ぎる衰えへの驚きを敢えて突き放し、 諦念とはほど遠いながら、老境に入る一歩手前の、 自然体の諧謔精神で定型の言葉におさめていく。 熱くはないが、かといって、乾き切ってもいない。 一見淡泊だが、情感成分が濃厚に溶け沈んでいる。 苦みの中に隠れた幾ばくかの可笑しみが顔を出す。 さらりとした旨味…この絶妙な味わいが心地好い。 腹に抱く西瓜落せば地の笑ふ 古民家の厩かすかに草いきれ 秋暑し錆びて開かぬ花鋏 なにもかも霧の中から現るる 灯を点し冬の夕焼け遠くする ごしごしと生気戻りし髪洗ふ 肩こりの首を廻して冬銀河 著者からすればまだ若輩の私でも、 「なる程その感じいいな、わかる」。 日常の何気ない戸惑いが伝わると同時にまた、 「生」の淵にまどろむ悦楽を知らされるのだ。