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句集 それからの私

浅見百(あさみもも)

評価した人の総数:1人 オススメ総数:(4コ)★★★★
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作品紹介

古稀を越えながらも新たな展開を示した第二句集。底に叙情のさざ波を立てながらも、詠嘆的感情の湿りに溺れることなく、からりとした詩境を淡々と詠みこむ。深刻ぶらず、かといって諧謔に流れることなく、詠歎の一歩手前に立ちどまり心の底の思いを手放さずにうたう。あわせて読者が句の表現以上の広がりや深さを感じてくれることを著者は願う。詩人清水哲男氏推薦文を付す。
  • ファイルサイズ:1.2 MB
  • ファイル形式:pdf
ジャンル:
詩集・俳句・短歌 > 俳句・短歌 > 俳句
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著者プロフィール

本名:浅見優子
1940年 東京都新宿区生まれ
2000年 ににん同人 現在退会
鹿火屋入会 現在退会
2003年 アンソロジー『四季吟詠句集』(東京四季出版)に参加
2007年 文芸誌『芸文稿』創刊に参加
2008年 第一句集『時の舟』(文學の森)上梓

※この情報は、初版刊行時のものです。

この作品に対する評価

評価した人の総数:1人 オススメ総数:4

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  • ∴飄々たる老いらくに我知らず快哉を叫ぶ

    2014/11/05 投稿者:JapooJr オススメレベル:★★★★

    『時の舟』に続く、著者の第二句集。全298句を掲載。
    「老いと生活と私」の付かず離れずの三角関係を詠う。

    我にも無く過ぎる衰えへの驚きを敢えて突き放し、
    諦念とはほど遠いながら、老境に入る一歩手前の、
    自然体の諧謔精神で定型の言葉におさめていく。

    熱くはないが、かといって、乾き切ってもいない。
    一見淡泊だが、情感成分が濃厚に溶け沈んでいる。
    苦みの中に隠れた幾ばくかの可笑しみが顔を出す。

    さらりとした旨味…この絶妙な味わいが心地好い。

    腹に抱く西瓜落せば地の笑ふ

    古民家の厩かすかに草いきれ

    秋暑し錆びて開かぬ花鋏

    なにもかも霧の中から現るる

    灯を点し冬の夕焼け遠くする

    ごしごしと生気戻りし髪洗ふ

    肩こりの首を廻して冬銀河

    著者からすればまだ若輩の私でも、
    「なる程その感じいいな、わかる」。

    日常の何気ない戸惑いが伝わると同時にまた、
    「生」の淵にまどろむ悦楽を知らされるのだ。 

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