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磯より潮の満つるとき お蔭を受けし人の多かり

加藤綾子(かとうあやこ)

評価した人の総数:2人 オススメ総数:(7コ)★★★★★★★
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作品紹介

突然の病に倒れ、島原に離れて療養する兄の慰めにと、習いたての絵手紙を1日1枚描き始めた著者。生来の絵心と観察の眼が磨かれて、いつしか人にも教える作家に。既刊の絵手紙集を離れ、初めて綴った人生。7人きょうだいの末に生まれ、家族を立て続けに見送ったこと。最愛の伴侶との受け入れがたい別れ。諦観と哀感、手にしたものを大切にしたいというぬくもりに満ちた一冊。
  • ファイルサイズ:2.4 MB
  • ファイル形式:pdf
ジャンル:
伝記・半生記 > 半生記
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著者プロフィール

1934年 東京上野生まれ
1950年 台東区立竹台中学校卒業
1953年 都立白鴎高校卒業
1957年 東邦大学薬学部卒業
1999年 『ありがとう―天草の病床の兄への絵手紙』刊行
2000年 『兄は天草の星になりました』刊行
2002年 『絵手紙200の花束』刊行
2005年 『絵てがみ「一期一会」』刊行

※この情報は、初版刊行時のものです。

この作品に対する評価

評価した人の総数:2人 オススメ総数:7

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  • 人生とは出会いと別れ…

    2014/07/09 投稿者:てつろう オススメレベル:★★★★

    「会えば別れがあり、始まれば終わりがある――」という森光子の言葉への深い共感があとがきに述べられていましたが、まさに本書は、愛と別れの悲しみに満ちた人生記なのです。
    考えてみれば、それは著者だけではなくどんな人生にも通じることかもしれませんね。けれど、愛する人の死に幾度も向き合って、悲しみを忘れずに、なお新たな出会いと生きがいを求めていく著者の生き方に、幸福な人生とは何かと考えさせられます。
    ぬくもりのある絵手紙にまた心ひかれました。

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  • 善い人ばかり

    2014/07/08 投稿者:shirokuro オススメレベル:★★★

    昭和9年生まれの女性の自分史。
    大切な人との別れという、悲しい場面も描かれてはいるが、全体を通して伝わってくるのは、人との繋がりや温かい気持ちといったポジティブな感情だった。
    著者はきっといい人で、だからいい人との縁に恵まれてさらに幸せになるのだろうなぁ、と思った。
    巻末の絵手紙も、それぞれの個性がでていて興味深い。

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